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難聴児はどのように音を聞いているのか
聴力レベル50dBの難聴児にとって、70dBの音は閾値上20dBの
音である。
すなわち、やっと聞こえる音よりも20dB強い音である。
これを「感覚レベル20dBSL」と表現する。
これは、聴覚正常者の20dBSLと同じ大きさであると言える
だろうか。
二様に考えることができる。
もし言えると仮定すると、難聴者の聞こえは正常聴力者の聞こえ
に比べ全体的に音が小さくなって聞こえると解釈できる。
これはちょうど耳を手でしっかり塞いだときの聞こえと同じで
ある。
したがって私たちがふだん聞いている会話音の強さである70dB
くらいの音は難聴児にとっては非常に小さい音ということに
なる。
これが第一の考え方である。
第二の考え方は、聴力レベル50dBの難聴児にとって70dBの
音は、聴覚正常者が聞いているのと同じくらいの音の大きさで
あるかもしれないというものである。
すなわち、50dBで聞こえはじめ、音の大きさは急速に大きく
なると推測する。
このように解釈すると普通の会話音は彼にとっては決して
小さな音ではないことになる。
大まかに言うと、外耳道や鼓膜、中耳に何らかの問題があって
生じる伝音難聴は、第一の考え方で示された聞こえとなり、
音は全体的に小さく聞こえる。
これに対して内耳の聴神経の障害によって引き起こされる感音
難聴は第二の考え方に近いものとして捉えられている。
これらは難聴者の「音の大きさの感覚」(ラウドネス感覚)の
問題として扱われ、感音難聴のラウドネス特徴はリクルート
メント現象(補充現象)と呼ばれてきた。
リクルートメント現象は、音圧レベルの変化にに対して音の
大きさが急激に変化することを意味しているが、このことが
後述する可聴範囲の減少を招き、ことばの聞き取りや補聴器の
フィッティングにおける困難さを引き起こす要因となって
いる。
伝音難聴は補聴器で音を増幅してやれば、おおむね問題は
解決するが、感音難聴は単純に増幅しただけではうまくいか
ないことも一部理解できるであろう。
[出典]ことばの障害入門
音である。
すなわち、やっと聞こえる音よりも20dB強い音である。
これを「感覚レベル20dBSL」と表現する。
これは、聴覚正常者の20dBSLと同じ大きさであると言える
だろうか。
二様に考えることができる。
もし言えると仮定すると、難聴者の聞こえは正常聴力者の聞こえ
に比べ全体的に音が小さくなって聞こえると解釈できる。
これはちょうど耳を手でしっかり塞いだときの聞こえと同じで
ある。
したがって私たちがふだん聞いている会話音の強さである70dB
くらいの音は難聴児にとっては非常に小さい音ということに
なる。
これが第一の考え方である。
第二の考え方は、聴力レベル50dBの難聴児にとって70dBの
音は、聴覚正常者が聞いているのと同じくらいの音の大きさで
あるかもしれないというものである。
すなわち、50dBで聞こえはじめ、音の大きさは急速に大きく
なると推測する。
このように解釈すると普通の会話音は彼にとっては決して
小さな音ではないことになる。
大まかに言うと、外耳道や鼓膜、中耳に何らかの問題があって
生じる伝音難聴は、第一の考え方で示された聞こえとなり、
音は全体的に小さく聞こえる。
これに対して内耳の聴神経の障害によって引き起こされる感音
難聴は第二の考え方に近いものとして捉えられている。
これらは難聴者の「音の大きさの感覚」(ラウドネス感覚)の
問題として扱われ、感音難聴のラウドネス特徴はリクルート
メント現象(補充現象)と呼ばれてきた。
リクルートメント現象は、音圧レベルの変化にに対して音の
大きさが急激に変化することを意味しているが、このことが
後述する可聴範囲の減少を招き、ことばの聞き取りや補聴器の
フィッティングにおける困難さを引き起こす要因となって
いる。
伝音難聴は補聴器で音を増幅してやれば、おおむね問題は
解決するが、感音難聴は単純に増幅しただけではうまくいか
ないことも一部理解できるであろう。
[出典]ことばの障害入門
![]() | ことばの障害入門 (入門コース・ことばの発達と障害) 西村 弁作 (2001/10) 大修館書店 この商品の詳細を見る |



