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ベビーサイン:赤ちゃんと手話 意思通じ、ストレス減少−−各地で教室
毎日新聞より
[ベビーサイン:赤ちゃんと手話 意思通じ、ストレス減少−−各地で教室]
赤ちゃんと簡単な手話を使ってコミュニケーションをとる
「ベビーサイン」が注目されている。
各地で開かれている教室は新米ママやパパに人気だ。
まだ言葉が話せない赤ちゃんが何を求めているかが分かり、
育児ストレスを減らす効用があるという。【反橋希美】
赤ちゃんとボール遊びする母親たち。
遊びの合間に繰り返し、ボールをつかむ仕草をして「これが
『ボール』よ」と話しかける。
東京都千代田区飯田橋の民家で開かれたベビーサイン教室。
教室ではサインの種類や、赤ちゃんに教える方法を計6回で
学ぶ。
この日、参加したのは8〜11カ月の赤ちゃんと母親3組。
「子どもがサインをなかなか覚えてくれない」と話す母親
(24)に、講師の矢島由理子さんは「2〜3カ月かかると
思って焦らないで」。
矢島さんは「赤ちゃんとしっかりしたきずなをつくりたがって
いる親は多い」と話す。
NPO法人「日本ベビーサイン協会」によると、ベビーサインは
90年代半ばから米国で広まった。
聴覚障害者の両親を持つ乳児が、話すより先に手話を使うこと
に気づいた研究者らが提唱した。
日本では01年ごろから翻訳本で紹介され、04年8月に同協会が
設立された。
現在、同協会所属の講師は約380人で、約420教室が開かれて
いる。
6カ月ごろから、話し始める1歳半ぐらいまでの乳幼児が対象。
同協会では米国、日本双方の手話をもとにしたサインを教える
=イラスト参照。
手話にこだわらず、各家庭で独自のサインを作ってもよい。
親がサインをしてみせながら赤ちゃんに「これがミルク」など
と繰り返し語りかけ、覚えてもらうのが基本だ。
ベビーサインのメリットとして同協会の吉中みちる理事長は▽
赤ちゃんが「なぜ泣いているのか」「どこが痛いのか」などが
分かる▽その結果、親子双方のストレスが減る▽親子のきずな
が強まる−−などを挙げる。
長女が9カ月の時、ベビーサインを教え始めた長野県諏訪市の
学校司書、松井明子さん(27)は「何がほしいのか分かるので
便利だった」と振り返る。
初めて覚えたのは、「ミルク」のサイン。
教え始めて1カ月、「もう無理かも」と思った直後だった。
以後、絵本の動物名などを次々に覚えた。
驚いたのは、1歳になったころ、薄暗くなった家の中で「電気」
のサインをしたこと。
松井さんは「言えないだけで、本当はいろいろ感じているんだ」
と気づいたという。
便利さが強調される一方で、話し言葉の発達に影響しないか、
危惧(きぐ)する親もいる。
吉中理事長は「言葉かけをせず、ベビーサインを教えたら影響
が出る恐れはある。だが、むしろベビーサインを覚えた子の方
が話し始めた時の語彙(ごい)が多いという研究結果がある」
と話す。
一方、理化学研究所脳科学総合研究センターの馬塚れい子・
言語発達研究チームリーダーは「言語発達に好影響を与えると
いううたい文句に懐疑的な研究もある」としたうえで、
「教えることに害はないと思うが、長期的に見て言語発達に
与える影響は少ないのではないか」と話している。
日本ベビーサイン協会(神戸市中央区)は、ホームページ
(http://www.babysigns.jp)で各地の教室やイベントを紹介
している。
[出典]毎日新聞 2007年9月5日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20070905ddm013100050000c.html
[ベビーサイン:赤ちゃんと手話 意思通じ、ストレス減少−−各地で教室]
赤ちゃんと簡単な手話を使ってコミュニケーションをとる
「ベビーサイン」が注目されている。
各地で開かれている教室は新米ママやパパに人気だ。
まだ言葉が話せない赤ちゃんが何を求めているかが分かり、
育児ストレスを減らす効用があるという。【反橋希美】
赤ちゃんとボール遊びする母親たち。
遊びの合間に繰り返し、ボールをつかむ仕草をして「これが
『ボール』よ」と話しかける。
東京都千代田区飯田橋の民家で開かれたベビーサイン教室。
教室ではサインの種類や、赤ちゃんに教える方法を計6回で
学ぶ。
この日、参加したのは8〜11カ月の赤ちゃんと母親3組。
「子どもがサインをなかなか覚えてくれない」と話す母親
(24)に、講師の矢島由理子さんは「2〜3カ月かかると
思って焦らないで」。
矢島さんは「赤ちゃんとしっかりしたきずなをつくりたがって
いる親は多い」と話す。
NPO法人「日本ベビーサイン協会」によると、ベビーサインは
90年代半ばから米国で広まった。
聴覚障害者の両親を持つ乳児が、話すより先に手話を使うこと
に気づいた研究者らが提唱した。
日本では01年ごろから翻訳本で紹介され、04年8月に同協会が
設立された。
現在、同協会所属の講師は約380人で、約420教室が開かれて
いる。
6カ月ごろから、話し始める1歳半ぐらいまでの乳幼児が対象。
同協会では米国、日本双方の手話をもとにしたサインを教える
=イラスト参照。
手話にこだわらず、各家庭で独自のサインを作ってもよい。
親がサインをしてみせながら赤ちゃんに「これがミルク」など
と繰り返し語りかけ、覚えてもらうのが基本だ。
ベビーサインのメリットとして同協会の吉中みちる理事長は▽
赤ちゃんが「なぜ泣いているのか」「どこが痛いのか」などが
分かる▽その結果、親子双方のストレスが減る▽親子のきずな
が強まる−−などを挙げる。
長女が9カ月の時、ベビーサインを教え始めた長野県諏訪市の
学校司書、松井明子さん(27)は「何がほしいのか分かるので
便利だった」と振り返る。
初めて覚えたのは、「ミルク」のサイン。
教え始めて1カ月、「もう無理かも」と思った直後だった。
以後、絵本の動物名などを次々に覚えた。
驚いたのは、1歳になったころ、薄暗くなった家の中で「電気」
のサインをしたこと。
松井さんは「言えないだけで、本当はいろいろ感じているんだ」
と気づいたという。
便利さが強調される一方で、話し言葉の発達に影響しないか、
危惧(きぐ)する親もいる。
吉中理事長は「言葉かけをせず、ベビーサインを教えたら影響
が出る恐れはある。だが、むしろベビーサインを覚えた子の方
が話し始めた時の語彙(ごい)が多いという研究結果がある」
と話す。
一方、理化学研究所脳科学総合研究センターの馬塚れい子・
言語発達研究チームリーダーは「言語発達に好影響を与えると
いううたい文句に懐疑的な研究もある」としたうえで、
「教えることに害はないと思うが、長期的に見て言語発達に
与える影響は少ないのではないか」と話している。
日本ベビーサイン協会(神戸市中央区)は、ホームページ
(http://www.babysigns.jp)で各地の教室やイベントを紹介
している。
[出典]毎日新聞 2007年9月5日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20070905ddm013100050000c.html


