注意欠陥多動性障害(ADHD)の一因、妊娠中の喫煙にあり
健康トレンディーより
<注意欠陥多動性障害(ADHD)の一因、妊娠中の喫煙にあり>
医学雑誌the Environmental Health Perspectiveは、
「注意散漫」、「衝動性」、「危険嗜好(しこう)」、
「多動」を特色とする注意欠陥多動性障害(ADHD)は、
妊娠中の母親の喫煙と誕生後の鉛への汚染に関係があると
報じている。
<2,500人のアメリカ人がADHD>
ADHDは、「学級崩壊」などと関連づけて子どもの病気と
報道されることが多いが、大人もかかえている障害である。
一説によると、現在アメリカでは ADHDの人が2,500万人
いるという。
この障害があると、学校の成績があがらず、落ちこぼれに
なり、やがては犯罪に走る人もいて、アメリカのある刑務所
(the Passaic County Jail)ではADHDの受刑者で一杯
とのことだ。
調査は4歳から15歳までの4,704人を対象に行なわれた。
この中の4.2%がADHDの障害をもっていた。
そして、妊娠中に母親がタバコを吸っていた子どもは、
タバコを吸わなかった母親の子どもと比べると、ADHDに
かかる可能性が2.5倍高いことがわかった。
また、鉛との関係もわかった。
血中の鉛の数値が1デシリットルにつき2ミリグラムを
超えている子どもは、血中の鉛の値が1デシリットルにつき
0.8ミリグラム以下の子どもと比べると、ADHDにかかる
可能性は4倍高かった。
現在は禁止されているが、かつてのアメリカの住宅建設
には鉛が使用されることが多く、そのような住宅が残って
いる地域ではADHDの子供が多いという。
以上の結果をもとに、アメリカでの15歳以下の子どもたち
でADHDにかかっている子どもを計算すると、180万人に
なるという。
以前から子どもの発達障害や神経障害の一部は有害な
化学物質や環境要因によるとされてきたが、今回の調査も
それを裏付ける結果となった。
[出典]健康トレンディー
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/001644.html
<注意欠陥多動性障害(ADHD)の一因、妊娠中の喫煙にあり>
医学雑誌the Environmental Health Perspectiveは、
「注意散漫」、「衝動性」、「危険嗜好(しこう)」、
「多動」を特色とする注意欠陥多動性障害(ADHD)は、
妊娠中の母親の喫煙と誕生後の鉛への汚染に関係があると
報じている。
<2,500人のアメリカ人がADHD>
ADHDは、「学級崩壊」などと関連づけて子どもの病気と
報道されることが多いが、大人もかかえている障害である。
一説によると、現在アメリカでは ADHDの人が2,500万人
いるという。
この障害があると、学校の成績があがらず、落ちこぼれに
なり、やがては犯罪に走る人もいて、アメリカのある刑務所
(the Passaic County Jail)ではADHDの受刑者で一杯
とのことだ。
調査は4歳から15歳までの4,704人を対象に行なわれた。
この中の4.2%がADHDの障害をもっていた。
そして、妊娠中に母親がタバコを吸っていた子どもは、
タバコを吸わなかった母親の子どもと比べると、ADHDに
かかる可能性が2.5倍高いことがわかった。
また、鉛との関係もわかった。
血中の鉛の数値が1デシリットルにつき2ミリグラムを
超えている子どもは、血中の鉛の値が1デシリットルにつき
0.8ミリグラム以下の子どもと比べると、ADHDにかかる
可能性は4倍高かった。
現在は禁止されているが、かつてのアメリカの住宅建設
には鉛が使用されることが多く、そのような住宅が残って
いる地域ではADHDの子供が多いという。
以上の結果をもとに、アメリカでの15歳以下の子どもたち
でADHDにかかっている子どもを計算すると、180万人に
なるという。
以前から子どもの発達障害や神経障害の一部は有害な
化学物質や環境要因によるとされてきたが、今回の調査も
それを裏付ける結果となった。
[出典]健康トレンディー
http://www.kenko-trendy.com/nakazawa/001644.html
高密度集中治療で自閉症を改善
「高密度集中治療で自閉症を改善」
(3B:記事 written by 岩子)
自閉症の子供たちのうち半数が普通に社会生活を送れるように
なるとして注目の「高密度集中治療」の効果を、脳科学の
視点で検証する研究が始まった。
専門医が週30〜40時間集中的に治療を行い、データを取得、
数ヶ月おきにチェックし、赤外線に近い光を使って脳機能の
変化を調べるというもの。
自閉症とは脳の障害で言葉が遅れ、まわりとコミュニケーション
がうまくとれない発達障害だが、この研究では5歳以下の
子ども対象に
・いすに座らせる
・物とそれを表す言葉を一致させる
・お絵かきや工作をする
・言語をまねる
・行動を言い表す
など、簡単な課題を子どもに与え、うまくできれば最大限に
ほめるなど、子どものやる気をおおいに与えるのが特徴だ。
長年この研究に取り組んでいるNPO「教育臨床研究機構」
理事長中野良顯氏(元上智大教授)より数年間治療をうけ、
今は普通学級に通う小学校3年生のある保護者は、「多少
自閉症的な傾向は残るが、ここまで将来の可能性が開けるとは
思わなかった」と治療の成果を喜んでいる。
ただ、この治療は手間と時間がかかるため、まだ一般には
それほど普及していない。
一つ大事なことは、自閉症は脳の病気であり、自閉症の特徴を
周囲がどれほど理解するかということだ。
[出典]3B
http://www.3bs.jp/
なかよしキッズステーション
教育臨床研究機構
http://www.nakano-lab.net/
(3B:記事 written by 岩子)
自閉症の子供たちのうち半数が普通に社会生活を送れるように
なるとして注目の「高密度集中治療」の効果を、脳科学の
視点で検証する研究が始まった。
専門医が週30〜40時間集中的に治療を行い、データを取得、
数ヶ月おきにチェックし、赤外線に近い光を使って脳機能の
変化を調べるというもの。
自閉症とは脳の障害で言葉が遅れ、まわりとコミュニケーション
がうまくとれない発達障害だが、この研究では5歳以下の
子ども対象に
・いすに座らせる
・物とそれを表す言葉を一致させる
・お絵かきや工作をする
・言語をまねる
・行動を言い表す
など、簡単な課題を子どもに与え、うまくできれば最大限に
ほめるなど、子どものやる気をおおいに与えるのが特徴だ。
長年この研究に取り組んでいるNPO「教育臨床研究機構」
理事長中野良顯氏(元上智大教授)より数年間治療をうけ、
今は普通学級に通う小学校3年生のある保護者は、「多少
自閉症的な傾向は残るが、ここまで将来の可能性が開けるとは
思わなかった」と治療の成果を喜んでいる。
ただ、この治療は手間と時間がかかるため、まだ一般には
それほど普及していない。
一つ大事なことは、自閉症は脳の病気であり、自閉症の特徴を
周囲がどれほど理解するかということだ。
[出典]3B
http://www.3bs.jp/
なかよしキッズステーション
教育臨床研究機構
http://www.nakano-lab.net/
学習意欲の低下につながることも多い・・・・・視力異常
毎日新聞より 2007年2月8日 東京朝刊 より
[黒板は見えるのに手元の字が見えにくい・段差につまずく:視力異常]
黒板は見えるのに、手元の教科書の字が見えにくい。
そんなこれまで見落とされがちだった視力の異常が少しずつ
認識されつつある。
いくつかの原因が考えられるが、学習意欲の低下につながる
ことも多く、就学前後の検査が望まれる。
<ドジの理由>
「本を読むと、とても疲れてしまう。形の似たアルファベット
も区別しづらい」と兵庫県加古川市の黒田華世さん(31)は
振り返る。
本は1行ごとに定規を当てながら読み進める工夫をしてきた
という。
黒田さんは小学1年のころから目が悪くなり始めた。
視力検査の結果は良い時と悪い時の差が大きく、眼鏡も常に
違和感があった。
今年、眼鏡を新しくしようとインターネットで検索し、神戸市
中央区の「視機能トレーニングセンター Joy Vision」の
ホームページに掲載されていたチェックリストを見つけ、
当てはまることが多く驚いた。
「小さい時からボールをぶつけたり、ちょっとした段差に
つまずいたり、道路を横断するにも車との距離感がつかめず
苦労した。自分が“ドジ”なんだと思ってきたけど、見え方の
せいと分かって納得できた」と話す。
<総合的な判断必要>
同センター代表で、米国オプトメトリスト(検眼士)の資格を
持つ北出勝也さん(37)によると、黒田さんの場合は右目と
左目の調整力にずれがある。
「学校の視力検査では、片方ずつ測定して済ますことが多い。
でも、両眼を寄せたり、離したりする力を調べたり、見た
ものを的確に脳が処理できているかどうかなど、実は視覚は
複雑な機能。総合的に判断することが大切」と北出さんは
説明する。
原因は調節障害などさまざまで、訓練で改善することもある
が、基本的には症状に合わせ眼鏡のレンズを加工し矯正する。
眼鏡の役割を重視する欧米では、眼科医、眼鏡店以外に、
視覚機能を総合的に検査するオプトメトリストが広く知ら
れている。
日本でも斜視や弱視などの訓練にあたる視能訓練士という
国家資格があるが、あまり知られていない。
[Joy Vision]http://www.joyvision.biz/
北出さんはもっと視覚機能の重要性を知ってほしいと、全国
約30の眼鏡店と昨年、「視覚機能研究会」をつくった。
(http://www.joyvision.biz/shikaku_study.html)
<近見視力検査を>
「学校の健康診断では、黒板が見えるかどうかの『遠見視力』
しか調べないが、手元が見えるかどうかの『近見視力』が、
視力の異常をチェックするうえで重要だ」。
桃山学院大の高橋ひとみ教授(健康教育)は指摘する。
通常の視力検査では、ランドルト環と呼ばれる「C形」の
ものを5メートル離れて見るが、これは遠見視力をみるもの。
近見視力は、ランドルト環を50分の3に縮小し、30センチの
距離で調べる。
高橋教授は10年以上前から子どもたちの近見視力について調査
してきた。
04年に大阪府内の小学校で全児童980人を調査したところ、
遠見視力が1.0以上にもかかわらず、近見視力は1.0未満という
ケースが、右目で9.5%、左目で16.0%いた。
教科書の文字を読むのに支障があるとされる0.7未満に、片目
でも該当する児童は8.0%いた。
テレビなど生活習慣の影響をみると、遠見視力は強い関連が
みられ、学年が上がるほど視力不良者が増えた。
一方、近見視力はほとんど関連なく、学年による数の違いも
なかった。
さらに高橋教授は昨年、東京都内の中学で1年生120人に、
近見視力と学習能率について11項目のアンケートを実施。
両目で見た時の近見視力が1.0未満の生徒は、1.0以上の生徒に
比べ、
・文字や行を飛ばして読む
・どこを読んでいるか分からなくなる
・パソコンの画面が見づらい
・物が二つに見えることがある
という4項目で、困難を感じることが多かった。
高橋教授は引き続き、小学校や幼稚園などでも調査を継続中。
「個別の原因や、学習障害(LD)との関連、検査のあり方
などさらに詳しく検証していく必要がある。
ただ、子どもの視力は就学前後に発達が完了すると言われる
だけに、小学校低学年の健診にぜひ近見視力を導入してほしい」
と訴えている。
============================
◆眼球運動機能
・読むときに字や行を飛ばして読んでしまう
・どこを読んでいるのかわからなくなる
・黒板を写すのに時間がかかる
・運動の中で球技が特に苦手
◆調節機能
・物がぼやけて見えることがある
・パソコンが見づらい
◆両目の連動性
・物が二つに見えることがある
・深視力(遠近感)が弱い
◆視覚情報の処理機能
・漢字が覚えられない
・図形の問題が苦手
・方向の認識が弱い
一つでも該当すると、視覚障害の疑いがある。
(北出勝也さん作成)
毎日新聞 2007年2月8日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070208ddm013100178000c.html
[黒板は見えるのに手元の字が見えにくい・段差につまずく:視力異常]
黒板は見えるのに、手元の教科書の字が見えにくい。
そんなこれまで見落とされがちだった視力の異常が少しずつ
認識されつつある。
いくつかの原因が考えられるが、学習意欲の低下につながる
ことも多く、就学前後の検査が望まれる。
<ドジの理由>
「本を読むと、とても疲れてしまう。形の似たアルファベット
も区別しづらい」と兵庫県加古川市の黒田華世さん(31)は
振り返る。
本は1行ごとに定規を当てながら読み進める工夫をしてきた
という。
黒田さんは小学1年のころから目が悪くなり始めた。
視力検査の結果は良い時と悪い時の差が大きく、眼鏡も常に
違和感があった。
今年、眼鏡を新しくしようとインターネットで検索し、神戸市
中央区の「視機能トレーニングセンター Joy Vision」の
ホームページに掲載されていたチェックリストを見つけ、
当てはまることが多く驚いた。
「小さい時からボールをぶつけたり、ちょっとした段差に
つまずいたり、道路を横断するにも車との距離感がつかめず
苦労した。自分が“ドジ”なんだと思ってきたけど、見え方の
せいと分かって納得できた」と話す。
<総合的な判断必要>
同センター代表で、米国オプトメトリスト(検眼士)の資格を
持つ北出勝也さん(37)によると、黒田さんの場合は右目と
左目の調整力にずれがある。
「学校の視力検査では、片方ずつ測定して済ますことが多い。
でも、両眼を寄せたり、離したりする力を調べたり、見た
ものを的確に脳が処理できているかどうかなど、実は視覚は
複雑な機能。総合的に判断することが大切」と北出さんは
説明する。
原因は調節障害などさまざまで、訓練で改善することもある
が、基本的には症状に合わせ眼鏡のレンズを加工し矯正する。
眼鏡の役割を重視する欧米では、眼科医、眼鏡店以外に、
視覚機能を総合的に検査するオプトメトリストが広く知ら
れている。
日本でも斜視や弱視などの訓練にあたる視能訓練士という
国家資格があるが、あまり知られていない。
[Joy Vision]http://www.joyvision.biz/
北出さんはもっと視覚機能の重要性を知ってほしいと、全国
約30の眼鏡店と昨年、「視覚機能研究会」をつくった。
(http://www.joyvision.biz/shikaku_study.html)
<近見視力検査を>
「学校の健康診断では、黒板が見えるかどうかの『遠見視力』
しか調べないが、手元が見えるかどうかの『近見視力』が、
視力の異常をチェックするうえで重要だ」。
桃山学院大の高橋ひとみ教授(健康教育)は指摘する。
通常の視力検査では、ランドルト環と呼ばれる「C形」の
ものを5メートル離れて見るが、これは遠見視力をみるもの。
近見視力は、ランドルト環を50分の3に縮小し、30センチの
距離で調べる。
高橋教授は10年以上前から子どもたちの近見視力について調査
してきた。
04年に大阪府内の小学校で全児童980人を調査したところ、
遠見視力が1.0以上にもかかわらず、近見視力は1.0未満という
ケースが、右目で9.5%、左目で16.0%いた。
教科書の文字を読むのに支障があるとされる0.7未満に、片目
でも該当する児童は8.0%いた。
テレビなど生活習慣の影響をみると、遠見視力は強い関連が
みられ、学年が上がるほど視力不良者が増えた。
一方、近見視力はほとんど関連なく、学年による数の違いも
なかった。
さらに高橋教授は昨年、東京都内の中学で1年生120人に、
近見視力と学習能率について11項目のアンケートを実施。
両目で見た時の近見視力が1.0未満の生徒は、1.0以上の生徒に
比べ、
・文字や行を飛ばして読む
・どこを読んでいるか分からなくなる
・パソコンの画面が見づらい
・物が二つに見えることがある
という4項目で、困難を感じることが多かった。
高橋教授は引き続き、小学校や幼稚園などでも調査を継続中。
「個別の原因や、学習障害(LD)との関連、検査のあり方
などさらに詳しく検証していく必要がある。
ただ、子どもの視力は就学前後に発達が完了すると言われる
だけに、小学校低学年の健診にぜひ近見視力を導入してほしい」
と訴えている。
============================
◆眼球運動機能
・読むときに字や行を飛ばして読んでしまう
・どこを読んでいるのかわからなくなる
・黒板を写すのに時間がかかる
・運動の中で球技が特に苦手
◆調節機能
・物がぼやけて見えることがある
・パソコンが見づらい
◆両目の連動性
・物が二つに見えることがある
・深視力(遠近感)が弱い
◆視覚情報の処理機能
・漢字が覚えられない
・図形の問題が苦手
・方向の認識が弱い
一つでも該当すると、視覚障害の疑いがある。
(北出勝也さん作成)
毎日新聞 2007年2月8日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070208ddm013100178000c.html
難聴児はどのように音を聞いているのか
聴力レベル50dBの難聴児にとって、70dBの音は閾値上20dBの
音である。
すなわち、やっと聞こえる音よりも20dB強い音である。
これを「感覚レベル20dBSL」と表現する。
これは、聴覚正常者の20dBSLと同じ大きさであると言える
だろうか。
二様に考えることができる。
もし言えると仮定すると、難聴者の聞こえは正常聴力者の聞こえ
に比べ全体的に音が小さくなって聞こえると解釈できる。
これはちょうど耳を手でしっかり塞いだときの聞こえと同じで
ある。
したがって私たちがふだん聞いている会話音の強さである70dB
くらいの音は難聴児にとっては非常に小さい音ということに
なる。
これが第一の考え方である。
第二の考え方は、聴力レベル50dBの難聴児にとって70dBの
音は、聴覚正常者が聞いているのと同じくらいの音の大きさで
あるかもしれないというものである。
すなわち、50dBで聞こえはじめ、音の大きさは急速に大きく
なると推測する。
このように解釈すると普通の会話音は彼にとっては決して
小さな音ではないことになる。
大まかに言うと、外耳道や鼓膜、中耳に何らかの問題があって
生じる伝音難聴は、第一の考え方で示された聞こえとなり、
音は全体的に小さく聞こえる。
これに対して内耳の聴神経の障害によって引き起こされる感音
難聴は第二の考え方に近いものとして捉えられている。
これらは難聴者の「音の大きさの感覚」(ラウドネス感覚)の
問題として扱われ、感音難聴のラウドネス特徴はリクルート
メント現象(補充現象)と呼ばれてきた。
リクルートメント現象は、音圧レベルの変化にに対して音の
大きさが急激に変化することを意味しているが、このことが
後述する可聴範囲の減少を招き、ことばの聞き取りや補聴器の
フィッティングにおける困難さを引き起こす要因となって
いる。
伝音難聴は補聴器で音を増幅してやれば、おおむね問題は
解決するが、感音難聴は単純に増幅しただけではうまくいか
ないことも一部理解できるであろう。
[出典]ことばの障害入門
音である。
すなわち、やっと聞こえる音よりも20dB強い音である。
これを「感覚レベル20dBSL」と表現する。
これは、聴覚正常者の20dBSLと同じ大きさであると言える
だろうか。
二様に考えることができる。
もし言えると仮定すると、難聴者の聞こえは正常聴力者の聞こえ
に比べ全体的に音が小さくなって聞こえると解釈できる。
これはちょうど耳を手でしっかり塞いだときの聞こえと同じで
ある。
したがって私たちがふだん聞いている会話音の強さである70dB
くらいの音は難聴児にとっては非常に小さい音ということに
なる。
これが第一の考え方である。
第二の考え方は、聴力レベル50dBの難聴児にとって70dBの
音は、聴覚正常者が聞いているのと同じくらいの音の大きさで
あるかもしれないというものである。
すなわち、50dBで聞こえはじめ、音の大きさは急速に大きく
なると推測する。
このように解釈すると普通の会話音は彼にとっては決して
小さな音ではないことになる。
大まかに言うと、外耳道や鼓膜、中耳に何らかの問題があって
生じる伝音難聴は、第一の考え方で示された聞こえとなり、
音は全体的に小さく聞こえる。
これに対して内耳の聴神経の障害によって引き起こされる感音
難聴は第二の考え方に近いものとして捉えられている。
これらは難聴者の「音の大きさの感覚」(ラウドネス感覚)の
問題として扱われ、感音難聴のラウドネス特徴はリクルート
メント現象(補充現象)と呼ばれてきた。
リクルートメント現象は、音圧レベルの変化にに対して音の
大きさが急激に変化することを意味しているが、このことが
後述する可聴範囲の減少を招き、ことばの聞き取りや補聴器の
フィッティングにおける困難さを引き起こす要因となって
いる。
伝音難聴は補聴器で音を増幅してやれば、おおむね問題は
解決するが、感音難聴は単純に増幅しただけではうまくいか
ないことも一部理解できるであろう。
[出典]ことばの障害入門
![]() | ことばの障害入門 (入門コース・ことばの発達と障害) 西村 弁作 (2001/10) 大修館書店 この商品の詳細を見る |
両親の禁煙、乳児突然死を大幅減
朝日新聞 2007/05/31 より
[両親の禁煙、乳児突然死を大幅減]
両親の禁煙で、毎年少なくとも120人の赤ちゃんを救えます――
愛知県瀬戸市にある青山病院の小児科部長中川恒夫さん(54)
が、こんな試算を発表して禁煙の重要性を訴えている。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性を大幅に減らせるから
というのだ。
5月31日は世界禁煙デー。
SIDSは、元気な赤ちゃんが眠っている間に急死する症状。
原因は特定されていないが、睡眠中に息苦しくなると自然に
呼吸しようとする「覚醒(かくせい)反応」が、うつぶせ寝や
受動喫煙などによって妨げられるからではないか、との説も
ある。
実際、うつぶせ寝や両親ら養育者の喫煙、人工乳保育などが
発症の危険性を高めることが分かっている。
80年代には2,000人に1人だった発症率は、うつぶせ寝が
減ったことなどから年々減少している。
それでも国内では毎年約200人の赤ちゃんが死亡。
厚生労働省の統計では、国内では1歳未満の乳児の死因で
3番目に多く、4,000〜5,000人に1人の割合に相当する。
中川さんは、世界保健機関(WHO)の調査に参加した
ニュージーランドの研究者によるデータをもとに、たばこを
吸うのが
(1)母親だけ
(2)父親だけ
(3)両親ともに
――の3通りの例でSIDS危険度を算出。
それぞれ、どちらも吸わない場合の4倍、1.5倍、10倍に
高くなると明らかにした。
さらに男女の喫煙率を加味して試算した結果、年間約120人
の赤ちゃんが親の喫煙を原因とするSIDSで死亡する計算に
なったという。
中川さんは「うつぶせ寝を避けることが広く知られた今、
SIDSの最大のリスクはたばこ。禁煙の動きがさらに広がって
ほしい」と話す。
東京女子医大の仁志田博司教授(新生児医学)は「計算上の
話だが、妊娠中の喫煙1本でも赤ちゃんに影響が及ぶことは
明らかになっている。
大人がたばこをやめることで救える赤ちゃんがいると認識
してもらえるデータになるのでは」と話している。
[出典]
http://www.asahi.com/health/news/NGY200705310004.html
-------------------------------------------------------------
現在、この乳幼児突然死症候群の半分は心筋の遺伝子異常に
よって起こるということがわかってきています。
心筋の遺伝子に異常があると途中で心臓がうまく動かなく
なり亡くなるということで、注意しなければいけません。
東大生でも昔体育の途中の亡くなった方がおり、小学校、
中学校でも運動の途中に亡くなったりしますが、それは
ほとんどが心筋の遺伝子異常のある方です。
普段は全く気が付かないのですが、急に運動をして亡くなる
ということがあります。
[コラム:うつ伏せ事件]
乳幼児突然死の半分も心筋の遺伝子異常が原因でしたが、
残りの半分の原因はわかりませんでした。
ところが、1番最初に発表された本文で紹介(本分省略)した
家系で、亡くなった赤ちゃんはすぐ近くの病院に運び込む
わけですが、3人目位までになると看護師さんは「なんで
あの家だけがこういうことになるんだろう? どうも死ぬ
状況がおかしい」ということに気が付きました。
1番最後のお子さんが病院に駆けつけてきたときにはまだ息が
あって、治療した結果元気になったのです。
そして帰るときお母さんに「うつ伏せで寝かせたら危ない
ですよ」とか「気を付けてくださいね」と指導して帰しました。
でも死んでしまったんです。
そのとき看護師さんは「どうも変だ。あんなに元気そうに
見えたのに」と思いました。
この当時はまだ遺伝子診断ができていなかったのですが、
赤ちゃんはすごく元気に見えたので、「なぜしぬんだろう」
とみんな非常に不審に思っていました。
そして1990年になり、このお母さんが「あの子供たちは実は
私が頭を強く押さえたんです」と言ったんです。
だから大問題になった。
1番最初に発表された家族例の母親が、「赤ちゃんが下向きに
寝ているときにちょっと強く押したかもしれない」と言ったの
です。
乳幼児突然死症候群はみんな殺人事件かもしれないという話に
なって、本当に遺伝性の家系の人たちにもそういう疑いが
かけられるようになってしまいました。
これはまずい。
仰向けに寝かせなければいけないとというようにだんだん
変わってきた。
[続きは・・・・・]遺伝子が明かす脳と心のからくり
[両親の禁煙、乳児突然死を大幅減]
両親の禁煙で、毎年少なくとも120人の赤ちゃんを救えます――
愛知県瀬戸市にある青山病院の小児科部長中川恒夫さん(54)
が、こんな試算を発表して禁煙の重要性を訴えている。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性を大幅に減らせるから
というのだ。
5月31日は世界禁煙デー。
SIDSは、元気な赤ちゃんが眠っている間に急死する症状。
原因は特定されていないが、睡眠中に息苦しくなると自然に
呼吸しようとする「覚醒(かくせい)反応」が、うつぶせ寝や
受動喫煙などによって妨げられるからではないか、との説も
ある。
実際、うつぶせ寝や両親ら養育者の喫煙、人工乳保育などが
発症の危険性を高めることが分かっている。
80年代には2,000人に1人だった発症率は、うつぶせ寝が
減ったことなどから年々減少している。
それでも国内では毎年約200人の赤ちゃんが死亡。
厚生労働省の統計では、国内では1歳未満の乳児の死因で
3番目に多く、4,000〜5,000人に1人の割合に相当する。
中川さんは、世界保健機関(WHO)の調査に参加した
ニュージーランドの研究者によるデータをもとに、たばこを
吸うのが
(1)母親だけ
(2)父親だけ
(3)両親ともに
――の3通りの例でSIDS危険度を算出。
それぞれ、どちらも吸わない場合の4倍、1.5倍、10倍に
高くなると明らかにした。
さらに男女の喫煙率を加味して試算した結果、年間約120人
の赤ちゃんが親の喫煙を原因とするSIDSで死亡する計算に
なったという。
中川さんは「うつぶせ寝を避けることが広く知られた今、
SIDSの最大のリスクはたばこ。禁煙の動きがさらに広がって
ほしい」と話す。
東京女子医大の仁志田博司教授(新生児医学)は「計算上の
話だが、妊娠中の喫煙1本でも赤ちゃんに影響が及ぶことは
明らかになっている。
大人がたばこをやめることで救える赤ちゃんがいると認識
してもらえるデータになるのでは」と話している。
[出典]
http://www.asahi.com/health/news/NGY200705310004.html
-------------------------------------------------------------
現在、この乳幼児突然死症候群の半分は心筋の遺伝子異常に
よって起こるということがわかってきています。
心筋の遺伝子に異常があると途中で心臓がうまく動かなく
なり亡くなるということで、注意しなければいけません。
東大生でも昔体育の途中の亡くなった方がおり、小学校、
中学校でも運動の途中に亡くなったりしますが、それは
ほとんどが心筋の遺伝子異常のある方です。
普段は全く気が付かないのですが、急に運動をして亡くなる
ということがあります。
[コラム:うつ伏せ事件]
乳幼児突然死の半分も心筋の遺伝子異常が原因でしたが、
残りの半分の原因はわかりませんでした。
ところが、1番最初に発表された本文で紹介(本分省略)した
家系で、亡くなった赤ちゃんはすぐ近くの病院に運び込む
わけですが、3人目位までになると看護師さんは「なんで
あの家だけがこういうことになるんだろう? どうも死ぬ
状況がおかしい」ということに気が付きました。
1番最後のお子さんが病院に駆けつけてきたときにはまだ息が
あって、治療した結果元気になったのです。
そして帰るときお母さんに「うつ伏せで寝かせたら危ない
ですよ」とか「気を付けてくださいね」と指導して帰しました。
でも死んでしまったんです。
そのとき看護師さんは「どうも変だ。あんなに元気そうに
見えたのに」と思いました。
この当時はまだ遺伝子診断ができていなかったのですが、
赤ちゃんはすごく元気に見えたので、「なぜしぬんだろう」
とみんな非常に不審に思っていました。
そして1990年になり、このお母さんが「あの子供たちは実は
私が頭を強く押さえたんです」と言ったんです。
だから大問題になった。
1番最初に発表された家族例の母親が、「赤ちゃんが下向きに
寝ているときにちょっと強く押したかもしれない」と言ったの
です。
乳幼児突然死症候群はみんな殺人事件かもしれないという話に
なって、本当に遺伝性の家系の人たちにもそういう疑いが
かけられるようになってしまいました。
これはまずい。
仰向けに寝かせなければいけないとというようにだんだん
変わってきた。
[続きは・・・・・]遺伝子が明かす脳と心のからくり
![]() | 遺伝子が明かす脳と心のからくり―東京大学超人気講義録 石浦 章一 (2004/06) 羊土社 この商品の詳細を見る |
診察治療で暴れる子どもたち・・・・・軽度難聴?
最も有名な耳鼻科サイトより
【軽度難聴児の治療】
診察治療で暴れる子どもたち(年長さんから小学生低学年)は
難聴と関係ないか?
例えば軽い耳栓をしたまま(中耳炎 滲出性中耳炎では30から
50デシベルくらいの聞こえですから)、歯科であのウイーンと
いう音がほとんど聞こえないままで突然歯をがりがりとされ
たら、大人でもびっくりします。
その状態を「暴れること」で、現してるのではないかと思う
こともあるのです。
子どもは特に「聞こえにくい」をいってくれません。
本人すら気がつきません。
またずっと幼少時から軽度難聴持続でないので、言葉使いも
問題はありません。
遅れてる言葉遣いでもありません。
言語もしっかりしてる(つまり年中さんくらいまでは聞こえて
いた)、しかし最近数ヶ月滲出性中耳炎のような状態になって、
軽度難聴(30デシベルくらい)になってる年長さん、小学校
低学年くらいのお子さん、これは5,6、7歳前後では案外
多いのではないでしょうか。
軽度の聴力障害なら「ほとんどが」小学校くらいに行動は矯正
できます。
しっかりと聞こえたらです。
言語も行動もです。
気がつくことが大切、チェックすることも大切ながら。
ただその時に、少しだけ聞こえが悪いために、例えば落ち
着きがない、学校の先生のいうことを聞かない、過度の乱暴、
過度の臆病さ、一人遊びなどとか、こっち向けといっても
あっちむいているとかそういうささいな事が軽度難聴児では
あることもあります。
しかもまだ5歳前後では「聞こえる、しかもしっかり聞こえる」
これが頭にインプットされてない。
だから、ぼんやりとした30から50デシベルくらいの聞こえを
「これが普通の聞こえで、全然問題ない」と考えてしまう
のでしょう。
しかも30デシベルくらいの聞こえではテレビもちょっと音が
大きいかなとか、あるいは学校の就学前の聞こえの検査でも
解らない場合もあります。
もとにもどします。
歯の治療であのウイーンという音が聞こえないまま突然歯を
がりがりとやられたら、大人でも恐怖ですね。
だから、診察中でも、この子は「最近になって聞こえが悪く
なったのでは」と年長さんから小学校で治療の段階で、
だいたい雰囲気で解ることがあります。
治療に対し、突然のパニックに似てで、暴れるとか暴れ具合の
凄さなど。
全員が全員ではないのですが。例えば軽い耳栓をしたまま
歯科であのウイーンという音がほとんど聞こえないままで突然
歯をがりがりとされたら、大人でもびっくりする、その状態を
暴れることで表現してるのかもと推定材料にしていますし説明
しています。
それを「お母さんの教育がわるい」とかそういう表現をされ
たらあまりにも親子とも可哀相です。
また、軽い耳栓をしたまま歩け、しかも交通量の多いところ、
いつ隣の人に肩をこづかれるか解らない、そうなったらどう
でしょう。
子どもは臆病になりがちです。
落ち着きのないばかりでなく、臆病になるのです。
でも、もしかして聞こえが問題でないかと耳鼻科に受診し、
発見されて、きちんと治療を受け、聞こえが段段よくなると
行動も治っていきます。
本当に治療に対し暴れなくなる子を、数十人も見てきました。
言語とか行動だけでなく性格すら聞こえが左右することもあり
ます。
例えば年長さんから通いだしている、スイミングスクールの
後に耳管狭窄症になりがちになり、それから滲出性中耳炎に
なり、軽度難聴になるなどもあります。
年長さんくらいから花粉症が発症して耳管狭窄症になりがちに
なり、それから滲出性中耳炎になり、軽度難聴になるなども
あります。
一番初めに話を戻し、そういう「聞こえが悪いまま治療を
されて暴れる場合」は私はけして怒りません。
だから、暴れても、ともかく通院してみてください。きちんと
治療を受け、聞こえが段段よくなると、過度に診察台の上で
暴れなくなったり、行動も治っていきます。本当に治療に対し
暴れなくなる子を、数十人も見てきました。
[出典]
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/nantyoukeidootitukinonaui.htm
-----------------------------------------------------------------
<30〜50デシベルの難聴>
健常人は、ほぼ0デシベル〜110デシベルの範囲が聞こえると
されています。
130デシベルを超える大きな音は、痛覚となるようです。
日常会話は30〜60デシベルの範囲です。
30〜50デシベルの難聴では、会話の一部分だけが途切れ途切れ
に聞こえている状態で、ささやき声は全く聞こえないことに
なります。
また、音量の他に周波数に伴う難聴もあり、高音部の難聴が
著しい場合、歯科用タービンの音が聞こえないことは、
充分にありえることでしょう。
[参照]ことばの障害入門
【軽度難聴児の治療】
診察治療で暴れる子どもたち(年長さんから小学生低学年)は
難聴と関係ないか?
例えば軽い耳栓をしたまま(中耳炎 滲出性中耳炎では30から
50デシベルくらいの聞こえですから)、歯科であのウイーンと
いう音がほとんど聞こえないままで突然歯をがりがりとされ
たら、大人でもびっくりします。
その状態を「暴れること」で、現してるのではないかと思う
こともあるのです。
子どもは特に「聞こえにくい」をいってくれません。
本人すら気がつきません。
またずっと幼少時から軽度難聴持続でないので、言葉使いも
問題はありません。
遅れてる言葉遣いでもありません。
言語もしっかりしてる(つまり年中さんくらいまでは聞こえて
いた)、しかし最近数ヶ月滲出性中耳炎のような状態になって、
軽度難聴(30デシベルくらい)になってる年長さん、小学校
低学年くらいのお子さん、これは5,6、7歳前後では案外
多いのではないでしょうか。
軽度の聴力障害なら「ほとんどが」小学校くらいに行動は矯正
できます。
しっかりと聞こえたらです。
言語も行動もです。
気がつくことが大切、チェックすることも大切ながら。
ただその時に、少しだけ聞こえが悪いために、例えば落ち
着きがない、学校の先生のいうことを聞かない、過度の乱暴、
過度の臆病さ、一人遊びなどとか、こっち向けといっても
あっちむいているとかそういうささいな事が軽度難聴児では
あることもあります。
しかもまだ5歳前後では「聞こえる、しかもしっかり聞こえる」
これが頭にインプットされてない。
だから、ぼんやりとした30から50デシベルくらいの聞こえを
「これが普通の聞こえで、全然問題ない」と考えてしまう
のでしょう。
しかも30デシベルくらいの聞こえではテレビもちょっと音が
大きいかなとか、あるいは学校の就学前の聞こえの検査でも
解らない場合もあります。
もとにもどします。
歯の治療であのウイーンという音が聞こえないまま突然歯を
がりがりとやられたら、大人でも恐怖ですね。
だから、診察中でも、この子は「最近になって聞こえが悪く
なったのでは」と年長さんから小学校で治療の段階で、
だいたい雰囲気で解ることがあります。
治療に対し、突然のパニックに似てで、暴れるとか暴れ具合の
凄さなど。
全員が全員ではないのですが。例えば軽い耳栓をしたまま
歯科であのウイーンという音がほとんど聞こえないままで突然
歯をがりがりとされたら、大人でもびっくりする、その状態を
暴れることで表現してるのかもと推定材料にしていますし説明
しています。
それを「お母さんの教育がわるい」とかそういう表現をされ
たらあまりにも親子とも可哀相です。
また、軽い耳栓をしたまま歩け、しかも交通量の多いところ、
いつ隣の人に肩をこづかれるか解らない、そうなったらどう
でしょう。
子どもは臆病になりがちです。
落ち着きのないばかりでなく、臆病になるのです。
でも、もしかして聞こえが問題でないかと耳鼻科に受診し、
発見されて、きちんと治療を受け、聞こえが段段よくなると
行動も治っていきます。
本当に治療に対し暴れなくなる子を、数十人も見てきました。
言語とか行動だけでなく性格すら聞こえが左右することもあり
ます。
例えば年長さんから通いだしている、スイミングスクールの
後に耳管狭窄症になりがちになり、それから滲出性中耳炎に
なり、軽度難聴になるなどもあります。
年長さんくらいから花粉症が発症して耳管狭窄症になりがちに
なり、それから滲出性中耳炎になり、軽度難聴になるなども
あります。
一番初めに話を戻し、そういう「聞こえが悪いまま治療を
されて暴れる場合」は私はけして怒りません。
だから、暴れても、ともかく通院してみてください。きちんと
治療を受け、聞こえが段段よくなると、過度に診察台の上で
暴れなくなったり、行動も治っていきます。本当に治療に対し
暴れなくなる子を、数十人も見てきました。
[出典]
http://homepage1.nifty.com/jibiaka50/nantyoukeidootitukinonaui.htm
-----------------------------------------------------------------
<30〜50デシベルの難聴>
健常人は、ほぼ0デシベル〜110デシベルの範囲が聞こえると
されています。
130デシベルを超える大きな音は、痛覚となるようです。
日常会話は30〜60デシベルの範囲です。
30〜50デシベルの難聴では、会話の一部分だけが途切れ途切れ
に聞こえている状態で、ささやき声は全く聞こえないことに
なります。
また、音量の他に周波数に伴う難聴もあり、高音部の難聴が
著しい場合、歯科用タービンの音が聞こえないことは、
充分にありえることでしょう。
[参照]ことばの障害入門
![]() | ことばの障害入門 (入門コース・ことばの発達と障害) 西村 弁作 (2001/10) 大修館書店 この商品の詳細を見る |
リオン、不快な衝撃音低減の補聴器
日経新聞 2007/08/07 より
[リオン、不快な衝撃音低減の補聴器]
補聴器国内最大手のリオンは7日、食器を洗う音など瞬間的に
出る高い音と言葉を区別して、不快な衝撃音を低減する機能を
備えた補聴器「リオネットリサ」を20日から発売すると発表
した。
従来品でも雑音を軽減する機能はあったが、高い音も拾い
がちだった。
オーダーメードで耳穴の中に入れるタイプが3種類と、耳に
かけて使うタイプ1種類をそろえた。
耳穴タイプは3機種とも片耳は22万8,000円、両耳だと38万
7,600円。
機種によって対応している難聴の度合いや電池の寿命が異なる。
耳かけタイプは16万8,000円で、緑や黒など7色を用意した。
4機種合わせて初年度1万台の売り上げを目指す。
[出典]日経新聞
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007080707467h1
[リオン、不快な衝撃音低減の補聴器]
補聴器国内最大手のリオンは7日、食器を洗う音など瞬間的に
出る高い音と言葉を区別して、不快な衝撃音を低減する機能を
備えた補聴器「リオネットリサ」を20日から発売すると発表
した。
従来品でも雑音を軽減する機能はあったが、高い音も拾い
がちだった。
オーダーメードで耳穴の中に入れるタイプが3種類と、耳に
かけて使うタイプ1種類をそろえた。
耳穴タイプは3機種とも片耳は22万8,000円、両耳だと38万
7,600円。
機種によって対応している難聴の度合いや電池の寿命が異なる。
耳かけタイプは16万8,000円で、緑や黒など7色を用意した。
4機種合わせて初年度1万台の売り上げを目指す。
[出典]日経新聞
http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2007080707467h1
子どもの毛染めにちょっと待った!
「子供の毛染めにちょっと待った!」
記事 written by オリ
「可愛いから」「夏休みの間だけちょっと・・・」と
子供の髪の毛を染める親御さんも多いのでは。
綺麗な茶色や、たまに金髪になっている子供も目にします。
東京都生活安全課の調査によると、毛染めをさせた事の
ある親は4.1%で、未就学児の割合が63%にもなります。
ところがこの毛染め、ちょっと待った!です。
毛色を染めるための染毛剤には脱色剤と酸化染毛剤の2種が
ありますが、脱色剤に含まれる過酸化水素は皮膚や目に刺激を
与え特に酸化染毛剤に含まれるパラフェニレンジアミンには
ぜんそくや腎臓障害、アナフィラキシーショックを引き起こす
可能性もあります。
特に子供は頭皮が弱く免疫機能も未発達の為、この影響を
受けやすい。繰り返し使うことによってアレルギー症状を
発症してしまうこともあるのです。
「ブリーチをしたことで髪が全部抜け、今後生えないかも
しれない」
「カラーリング剤で腎臓が悪くなった」
などといった被害相談も国民生活センターには寄せられて
います。
「日本ヘアカラー工業会」は全商品に幼少児の使用禁止の
注意書きを加えるよう要望しましたが、各社に任意となるため
やはり親の判断に委ねる事になります。
[出典]3B
http://www.3bs.jp/
記事 written by オリ
「可愛いから」「夏休みの間だけちょっと・・・」と
子供の髪の毛を染める親御さんも多いのでは。
綺麗な茶色や、たまに金髪になっている子供も目にします。
東京都生活安全課の調査によると、毛染めをさせた事の
ある親は4.1%で、未就学児の割合が63%にもなります。
ところがこの毛染め、ちょっと待った!です。
毛色を染めるための染毛剤には脱色剤と酸化染毛剤の2種が
ありますが、脱色剤に含まれる過酸化水素は皮膚や目に刺激を
与え特に酸化染毛剤に含まれるパラフェニレンジアミンには
ぜんそくや腎臓障害、アナフィラキシーショックを引き起こす
可能性もあります。
特に子供は頭皮が弱く免疫機能も未発達の為、この影響を
受けやすい。繰り返し使うことによってアレルギー症状を
発症してしまうこともあるのです。
「ブリーチをしたことで髪が全部抜け、今後生えないかも
しれない」
「カラーリング剤で腎臓が悪くなった」
などといった被害相談も国民生活センターには寄せられて
います。
「日本ヘアカラー工業会」は全商品に幼少児の使用禁止の
注意書きを加えるよう要望しましたが、各社に任意となるため
やはり親の判断に委ねる事になります。
[出典]3B
http://www.3bs.jp/
ベビーサイン:赤ちゃんと手話 意思通じ、ストレス減少−−各地で教室
毎日新聞より
[ベビーサイン:赤ちゃんと手話 意思通じ、ストレス減少−−各地で教室]
赤ちゃんと簡単な手話を使ってコミュニケーションをとる
「ベビーサイン」が注目されている。
各地で開かれている教室は新米ママやパパに人気だ。
まだ言葉が話せない赤ちゃんが何を求めているかが分かり、
育児ストレスを減らす効用があるという。【反橋希美】
赤ちゃんとボール遊びする母親たち。
遊びの合間に繰り返し、ボールをつかむ仕草をして「これが
『ボール』よ」と話しかける。
東京都千代田区飯田橋の民家で開かれたベビーサイン教室。
教室ではサインの種類や、赤ちゃんに教える方法を計6回で
学ぶ。
この日、参加したのは8〜11カ月の赤ちゃんと母親3組。
「子どもがサインをなかなか覚えてくれない」と話す母親
(24)に、講師の矢島由理子さんは「2〜3カ月かかると
思って焦らないで」。
矢島さんは「赤ちゃんとしっかりしたきずなをつくりたがって
いる親は多い」と話す。
NPO法人「日本ベビーサイン協会」によると、ベビーサインは
90年代半ばから米国で広まった。
聴覚障害者の両親を持つ乳児が、話すより先に手話を使うこと
に気づいた研究者らが提唱した。
日本では01年ごろから翻訳本で紹介され、04年8月に同協会が
設立された。
現在、同協会所属の講師は約380人で、約420教室が開かれて
いる。
6カ月ごろから、話し始める1歳半ぐらいまでの乳幼児が対象。
同協会では米国、日本双方の手話をもとにしたサインを教える
=イラスト参照。
手話にこだわらず、各家庭で独自のサインを作ってもよい。
親がサインをしてみせながら赤ちゃんに「これがミルク」など
と繰り返し語りかけ、覚えてもらうのが基本だ。
ベビーサインのメリットとして同協会の吉中みちる理事長は▽
赤ちゃんが「なぜ泣いているのか」「どこが痛いのか」などが
分かる▽その結果、親子双方のストレスが減る▽親子のきずな
が強まる−−などを挙げる。
長女が9カ月の時、ベビーサインを教え始めた長野県諏訪市の
学校司書、松井明子さん(27)は「何がほしいのか分かるので
便利だった」と振り返る。
初めて覚えたのは、「ミルク」のサイン。
教え始めて1カ月、「もう無理かも」と思った直後だった。
以後、絵本の動物名などを次々に覚えた。
驚いたのは、1歳になったころ、薄暗くなった家の中で「電気」
のサインをしたこと。
松井さんは「言えないだけで、本当はいろいろ感じているんだ」
と気づいたという。
便利さが強調される一方で、話し言葉の発達に影響しないか、
危惧(きぐ)する親もいる。
吉中理事長は「言葉かけをせず、ベビーサインを教えたら影響
が出る恐れはある。だが、むしろベビーサインを覚えた子の方
が話し始めた時の語彙(ごい)が多いという研究結果がある」
と話す。
一方、理化学研究所脳科学総合研究センターの馬塚れい子・
言語発達研究チームリーダーは「言語発達に好影響を与えると
いううたい文句に懐疑的な研究もある」としたうえで、
「教えることに害はないと思うが、長期的に見て言語発達に
与える影響は少ないのではないか」と話している。
日本ベビーサイン協会(神戸市中央区)は、ホームページ
(http://www.babysigns.jp)で各地の教室やイベントを紹介
している。
[出典]毎日新聞 2007年9月5日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20070905ddm013100050000c.html
[ベビーサイン:赤ちゃんと手話 意思通じ、ストレス減少−−各地で教室]
赤ちゃんと簡単な手話を使ってコミュニケーションをとる
「ベビーサイン」が注目されている。
各地で開かれている教室は新米ママやパパに人気だ。
まだ言葉が話せない赤ちゃんが何を求めているかが分かり、
育児ストレスを減らす効用があるという。【反橋希美】
赤ちゃんとボール遊びする母親たち。
遊びの合間に繰り返し、ボールをつかむ仕草をして「これが
『ボール』よ」と話しかける。
東京都千代田区飯田橋の民家で開かれたベビーサイン教室。
教室ではサインの種類や、赤ちゃんに教える方法を計6回で
学ぶ。
この日、参加したのは8〜11カ月の赤ちゃんと母親3組。
「子どもがサインをなかなか覚えてくれない」と話す母親
(24)に、講師の矢島由理子さんは「2〜3カ月かかると
思って焦らないで」。
矢島さんは「赤ちゃんとしっかりしたきずなをつくりたがって
いる親は多い」と話す。
NPO法人「日本ベビーサイン協会」によると、ベビーサインは
90年代半ばから米国で広まった。
聴覚障害者の両親を持つ乳児が、話すより先に手話を使うこと
に気づいた研究者らが提唱した。
日本では01年ごろから翻訳本で紹介され、04年8月に同協会が
設立された。
現在、同協会所属の講師は約380人で、約420教室が開かれて
いる。
6カ月ごろから、話し始める1歳半ぐらいまでの乳幼児が対象。
同協会では米国、日本双方の手話をもとにしたサインを教える
=イラスト参照。
手話にこだわらず、各家庭で独自のサインを作ってもよい。
親がサインをしてみせながら赤ちゃんに「これがミルク」など
と繰り返し語りかけ、覚えてもらうのが基本だ。
ベビーサインのメリットとして同協会の吉中みちる理事長は▽
赤ちゃんが「なぜ泣いているのか」「どこが痛いのか」などが
分かる▽その結果、親子双方のストレスが減る▽親子のきずな
が強まる−−などを挙げる。
長女が9カ月の時、ベビーサインを教え始めた長野県諏訪市の
学校司書、松井明子さん(27)は「何がほしいのか分かるので
便利だった」と振り返る。
初めて覚えたのは、「ミルク」のサイン。
教え始めて1カ月、「もう無理かも」と思った直後だった。
以後、絵本の動物名などを次々に覚えた。
驚いたのは、1歳になったころ、薄暗くなった家の中で「電気」
のサインをしたこと。
松井さんは「言えないだけで、本当はいろいろ感じているんだ」
と気づいたという。
便利さが強調される一方で、話し言葉の発達に影響しないか、
危惧(きぐ)する親もいる。
吉中理事長は「言葉かけをせず、ベビーサインを教えたら影響
が出る恐れはある。だが、むしろベビーサインを覚えた子の方
が話し始めた時の語彙(ごい)が多いという研究結果がある」
と話す。
一方、理化学研究所脳科学総合研究センターの馬塚れい子・
言語発達研究チームリーダーは「言語発達に好影響を与えると
いううたい文句に懐疑的な研究もある」としたうえで、
「教えることに害はないと思うが、長期的に見て言語発達に
与える影響は少ないのではないか」と話している。
日本ベビーサイン協会(神戸市中央区)は、ホームページ
(http://www.babysigns.jp)で各地の教室やイベントを紹介
している。
[出典]毎日新聞 2007年9月5日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/bebe/news/20070905ddm013100050000c.html
うちの子・発達障害? 〜偏見、受診の壁に〜
毎日新聞より
[うちの子・発達障害? 〜偏見、受診の壁に〜]
◇問題への認識 教員、家族でズレ
「ささいなことで友達をぶつ」
「保育園を飛び出してしまう」
東京都内の小4男児(9)は、2歳前後で保育士から問題行動
を指摘されるようになった。
■しつけの問題?
「しつけの問題」「愛情不足かも」。
保育士に言われ、母親(39)はしかったり、家庭で触れ合う
時間を増やした。
だが、園での振る舞いは変わらない。家では活発に動き回るが、
問題児と思えなかったという。
「園と家の行動が違っていたのだろうが、保育園の認識と
ズレがあり不信感が募った」と母親は振り返る。
親や保育士からしかられ続けた男児は、おどおどしたり、
パニックを起こして暴れることもあった。
注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されたのは小学1年の時。
「今でも時々、怒られている風景がよみがえる」と男児。
母親は「『もしかして』という視点を持てたら、もっと早く
障害が分かったかも」と話す。
■集団の中で発見
子どもが集団生活を送る幼稚園や保育園は、自閉症やアスペル
ガー症候群、ADHDなどの発達障害に気づきやすい。
特に知的な遅れがない場合、ほかの子とかかわる中で「違い」
が見えてくる。
研修などが行われているが、知識不足から発見が遅れたり、
気づいても親に伝えづらいと悩む教員、保育士もいる。
対応を工夫する園も出始めた。
横浜市の港南台幼稚園は、2年前にスクールカウンセラー
(SC)を導入。
専門的な視点から子どもの発達を観察してもらい、保護者の
相談にものる。
「幼児期特有の行動なのか、早期から対応する必要があるのか、
SC導入前は見極めが難しかった。
今は教師も保護者も気軽に相談でき、子どもへの理解が深め
られる」とレーポー智子園長。
同園のSC、山下直樹さんは「子ども自身が一番困っていると
認識して、親や教師が接し方を変えると、子どもも少しずつ
集団生活になじむ」と話す。
■悩む親
「保健師は医師の受診を勧めるが、夫や夫の両親は『必要ない』
と反対する。一体どうすればいいのか……」
国立精神・神経センター武蔵病院の佐々木征行・小児神経科
医師のもとに、ある母親から届いたメール。
幼稚園児の息子が同世代の子と口をきかず、不安な気持ちを
切々と訴えていた。
保健師や保育士に指摘されても、我が子が障害者と呼ばれる
ことを拒み、受け入れに時間がかかる場合は多い。
母親が気づいても、他の家族が理解しないこともある。
佐々木医師は「誰にも言えずに悩んでいる親は多い」とみる。
5年程悩んだ末、子どもを受診させた母親が、「育て方が悪い
と思っていたが、障害と分かりかえってほっとした」と漏ら
したこともあるという。
偏見も残る。日本自閉症協会が昨年、市民6,000人を対象に
行ったアンケート(回収率43%)では、自閉症の原因を
「脳機能障害」と正しく認識していたのは女性7割、男性
6割弱。
2割以上が誤って「心の病」と答えた。
また、「自分の子が自閉症児と一緒に遊ぶことをどう思うか」
の問いには「不安」と回答した人も1割近くいる。
同協会の石井哲夫会長は「一時、凶悪事件の加害者に発達障害
があったという報道が目立った。障害そのものが原因ではない
のだが、誤解している人もいるようだ」と話す。
厚生労働省精神・障害保健課の日詰正文・発達障害対策専門官
は「早期発見は、偏見をなくすことと合わせて進めることが
必要」と指摘。
同省は今年度中に、啓発や情報発信を行う「発達障害情報
センター」(仮称)を設置する予定だ。【反橋希美】
==============
◇障害児教育、遅れる幼稚園の対応
今年4月、学校教育法の改正ですべての幼稚園・小中学校・
高校に対し、障害児一人一人に応じて適切な教育を行う「特別
支援教育」が義務づけられた。
文部科学省は障害を持つ子どもの実態把握と支援策を検討する
「校内委員会」の設置を求めているが、設置率は小中学校が
90%を超えるのに対し幼稚園はわずか33%(06年9月現在)。
専門家が発達障害を持った子どもの指導法などを助言する巡回
相談は約6割の幼稚園で行われているが、専門家が常勤する
相談室や支援教室を設置している幼稚園は極めて少数だ。
また、保育園は、そうした支援体制についての状況調査も実施
されていない。
[出典]毎日新聞 2007年9月9日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/wadai/news/20070909ddm013100165000c.html
[うちの子・発達障害? 〜偏見、受診の壁に〜]
◇問題への認識 教員、家族でズレ
「ささいなことで友達をぶつ」
「保育園を飛び出してしまう」
東京都内の小4男児(9)は、2歳前後で保育士から問題行動
を指摘されるようになった。
■しつけの問題?
「しつけの問題」「愛情不足かも」。
保育士に言われ、母親(39)はしかったり、家庭で触れ合う
時間を増やした。
だが、園での振る舞いは変わらない。家では活発に動き回るが、
問題児と思えなかったという。
「園と家の行動が違っていたのだろうが、保育園の認識と
ズレがあり不信感が募った」と母親は振り返る。
親や保育士からしかられ続けた男児は、おどおどしたり、
パニックを起こして暴れることもあった。
注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されたのは小学1年の時。
「今でも時々、怒られている風景がよみがえる」と男児。
母親は「『もしかして』という視点を持てたら、もっと早く
障害が分かったかも」と話す。
■集団の中で発見
子どもが集団生活を送る幼稚園や保育園は、自閉症やアスペル
ガー症候群、ADHDなどの発達障害に気づきやすい。
特に知的な遅れがない場合、ほかの子とかかわる中で「違い」
が見えてくる。
研修などが行われているが、知識不足から発見が遅れたり、
気づいても親に伝えづらいと悩む教員、保育士もいる。
対応を工夫する園も出始めた。
横浜市の港南台幼稚園は、2年前にスクールカウンセラー
(SC)を導入。
専門的な視点から子どもの発達を観察してもらい、保護者の
相談にものる。
「幼児期特有の行動なのか、早期から対応する必要があるのか、
SC導入前は見極めが難しかった。
今は教師も保護者も気軽に相談でき、子どもへの理解が深め
られる」とレーポー智子園長。
同園のSC、山下直樹さんは「子ども自身が一番困っていると
認識して、親や教師が接し方を変えると、子どもも少しずつ
集団生活になじむ」と話す。
■悩む親
「保健師は医師の受診を勧めるが、夫や夫の両親は『必要ない』
と反対する。一体どうすればいいのか……」
国立精神・神経センター武蔵病院の佐々木征行・小児神経科
医師のもとに、ある母親から届いたメール。
幼稚園児の息子が同世代の子と口をきかず、不安な気持ちを
切々と訴えていた。
保健師や保育士に指摘されても、我が子が障害者と呼ばれる
ことを拒み、受け入れに時間がかかる場合は多い。
母親が気づいても、他の家族が理解しないこともある。
佐々木医師は「誰にも言えずに悩んでいる親は多い」とみる。
5年程悩んだ末、子どもを受診させた母親が、「育て方が悪い
と思っていたが、障害と分かりかえってほっとした」と漏ら
したこともあるという。
偏見も残る。日本自閉症協会が昨年、市民6,000人を対象に
行ったアンケート(回収率43%)では、自閉症の原因を
「脳機能障害」と正しく認識していたのは女性7割、男性
6割弱。
2割以上が誤って「心の病」と答えた。
また、「自分の子が自閉症児と一緒に遊ぶことをどう思うか」
の問いには「不安」と回答した人も1割近くいる。
同協会の石井哲夫会長は「一時、凶悪事件の加害者に発達障害
があったという報道が目立った。障害そのものが原因ではない
のだが、誤解している人もいるようだ」と話す。
厚生労働省精神・障害保健課の日詰正文・発達障害対策専門官
は「早期発見は、偏見をなくすことと合わせて進めることが
必要」と指摘。
同省は今年度中に、啓発や情報発信を行う「発達障害情報
センター」(仮称)を設置する予定だ。【反橋希美】
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◇障害児教育、遅れる幼稚園の対応
今年4月、学校教育法の改正ですべての幼稚園・小中学校・
高校に対し、障害児一人一人に応じて適切な教育を行う「特別
支援教育」が義務づけられた。
文部科学省は障害を持つ子どもの実態把握と支援策を検討する
「校内委員会」の設置を求めているが、設置率は小中学校が
90%を超えるのに対し幼稚園はわずか33%(06年9月現在)。
専門家が発達障害を持った子どもの指導法などを助言する巡回
相談は約6割の幼稚園で行われているが、専門家が常勤する
相談室や支援教室を設置している幼稚園は極めて少数だ。
また、保育園は、そうした支援体制についての状況調査も実施
されていない。
[出典]毎日新聞 2007年9月9日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/wadai/news/20070909ddm013100165000c.html
ネグレクト:虫歯で探知
[ネグレクト:虫歯で探知]
<三重県歯科医師会、県と連携し児童虐待を未然に防止>
*比率、通常の3〜4倍
県歯科医師会は県と協力し、虫歯の数でネグレクト(育児放棄)
かどうか判断して児童虐待の未然防止を図る取り組みを始める。
歯科検診で子どもたちに接する歯科医師が、虫歯が多く
ネグレクトの可能性があると判断した場合、県の関係機関
などへ連絡して早期に対応する狙いだ。
県によると、行政機関と歯科医が連携し、児童虐待対策に乗り
出すのは全国的にも珍しいという。【田中功一】
同会と県が実施した調査によると、虐待を受け保護が必要な
児童(小学校低学年)の虫歯率は、通常の3〜4倍に上り、
逆にその後の処置率は通常の半分以下にとどまっていた。
このことから、虫歯が目立つことは、ネグレクトを受け不潔な
まま放置された“証拠”ともいえるという。
一方、同会が会員に実施したアンケートでは、約4割が歯科
検診でネグレクトの疑いを持ちながら、市町や児童相談所に
連絡したケースは皆無だった。
児童虐待防止法では、虐待を発見した場合は通告するよう
定めているが、個人情報保護の観点から通報をためらったり、
相談窓口を知らなかったことが原因という。
このため、会員向けの対応マニュアルを記したパンフレットを
作製し、啓発を図る。
同会は「子どもが虐待死してからでは遅い。ネグレクトを
早期に発見する役割を歯科医が担いたい」と話している。
新聞記事より(2007/01/20頃)
<三重県歯科医師会、県と連携し児童虐待を未然に防止>
*比率、通常の3〜4倍
県歯科医師会は県と協力し、虫歯の数でネグレクト(育児放棄)
かどうか判断して児童虐待の未然防止を図る取り組みを始める。
歯科検診で子どもたちに接する歯科医師が、虫歯が多く
ネグレクトの可能性があると判断した場合、県の関係機関
などへ連絡して早期に対応する狙いだ。
県によると、行政機関と歯科医が連携し、児童虐待対策に乗り
出すのは全国的にも珍しいという。【田中功一】
同会と県が実施した調査によると、虐待を受け保護が必要な
児童(小学校低学年)の虫歯率は、通常の3〜4倍に上り、
逆にその後の処置率は通常の半分以下にとどまっていた。
このことから、虫歯が目立つことは、ネグレクトを受け不潔な
まま放置された“証拠”ともいえるという。
一方、同会が会員に実施したアンケートでは、約4割が歯科
検診でネグレクトの疑いを持ちながら、市町や児童相談所に
連絡したケースは皆無だった。
児童虐待防止法では、虐待を発見した場合は通告するよう
定めているが、個人情報保護の観点から通報をためらったり、
相談窓口を知らなかったことが原因という。
このため、会員向けの対応マニュアルを記したパンフレットを
作製し、啓発を図る。
同会は「子どもが虐待死してからでは遅い。ネグレクトを
早期に発見する役割を歯科医が担いたい」と話している。
新聞記事より(2007/01/20頃)
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